LOG IN

原直子の炊飯力

by Love in Qushu

少し前の話になる。

2017/1/21(土)のベストホール一部公演は、どこか私の中で理想のLinQ像だった。センターのさくらちゃんを始め、どこかボーッと何も考えずに見とれていられる公演だった。いろんなメンバーの個性が輝いていた。「ああ、なんかいいなあ…」癒される公演だった。

あとでその公演のプロデュースというか、公演リーダーというのか、いずれにしても関わっていたのが原(直子)さんだったと知って妙に納得した。

思えば。昨年末の年末大感謝祭。白組の団長だった原さんは見事に白組を逆転勝利に導いた。そのときのことはここにたくさん書いたけれど

原さんはメンバーの個性を光らせるのが何より得意なんだと思う。この子、これが得意だからじゃあここを光らせてあげよう。そういう、簡単に言えばプロデュース能力なんだろうけれどそんな言葉で片付けたくないくらいの能力を持っていると思う。

あなたはご飯をご飯だけで食べたことがあるだろうか。
たいていはおかずとセットだったり牛丼のように何かを乗せたりカレーのように何かをかけたり。おかずがなければふりかけをかけたり、海苔で巻いたり等々、白いご飯だけを食べる、ということはないはずだ。

ところが、ご飯って何もなくてもそれだけでもとてもうまかったりする。たいていは箸とかで米粒をまとめて口に放り込むだろうけれど、実は米粒一つ一つをかみしめても、甘みが出てくるのだ。

あなたは米をどんな風に炊くだろうか。たいていの人は水で洗って、水につけて炊飯器のボタンを押しておしまい、ではないだろうか。ところが米って、米粒の大きさを揃えたり、丁寧に研いだり、かまどで炊くだけでも(ちなみに私は土鍋炊きだ)味が変わってくる。

原さんは間違いなくご飯を炊くのがうまいと思う。元々料理好きでなっちゃんの誕生日には冷凍食品は使わず全て手作りのお弁当を用意するくらいだ。

メンバーという形も大きさも違う米粒一つ一つを丁寧に光らせて旨味を引き出す…何も乗せなくても何もかけなくてもそのままでも美味しく食べられるように。米粒一つ一つが際立っていて、一粒だけ食べても味がしみ出てくるように。

1月9日の生誕公演。「Supreme」の前奏が長いバージョン、通称「四つ打ちカモン」(わかる人だけわかればいいです)が初披露された。それについてはここに書いたけれど

生誕公演で本人のために用意された曲って、たいていはソロ曲で、生誕公演等特別な公演でしか披露されないことが多い。
ところが1月29日の一部で、再び使われた。要は、ライブを盛り上げるためのコールアンドレスポンスなのだが、原さんはそれを、LinQのライブを盛り上げるためのツールとして活用していた。つまり、生誕公演でツールを作ってもらったということなのだ。

ああ、原さんは、自分のために用意してもらった曲を、LinQのためにこうして展開してくださるんだなあ…

元々原さんってPerfumeのライブを見ていいなと思ったことは取り入れたり、いろんなライブの作り方を見て、かつ、LinQに取り入れることにものすごくどん欲だと思う。「カラフルデイズ」の間奏で、ベストホールのお客さんからお題を募って即興で歌を作る、なんてこともしている。

再開発でメンバーの成長だったり、個性の出し方(せっかく成長してもそれを見せる機会がなかったら意味がない)が今まで以上に求められている中で、原さんの存在ってものすごく大きいんじゃないかと思う。
実は福岡って米どころ。「金のめし丸」ならぬ「原のめし丸」印のついた元気つくしとか、ひのひかりが福岡市民会館と中野サンプラザで味わえるように。原さんはそのために今日も一生懸命、メンバーという一人一人をキリッと際立たせたご飯にすべく、奮闘していると思う。


Love in Qushu
OTHER SNAPS