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年末大感謝祭2017公演日誌

by Love in Qushu

7月以来、5ヶ月ぶりのベストホール、だった。その間、LinQは元よりトキヲイキルなど、IQがらみのものは一切見ておらず、完全に取り残された状態になっていた。私の中でLinQは7月のままだった。それはある意味シアワセなことだったのかもしれない。

年末大感謝祭を見るのは2014年から実に4回連続だった。ただ今回は初めて両日ではなく一日だけになってしまった。と、前置きが長くなったけれどそういう前提で話を進めます。

年末大感謝祭の魅力は、LinQの持つ多彩さが全面に出ていることだと思う。この曲をこういう風(例えば他のアーティストのように見立てたり)にしてまた違ってみせることができるんだ、と。それは今年も健在で、紅組が「Night club Sakura」という形で、みくさんとらなちゃんのチャライ口上が入る「ナツコイ」でいきなり見せつけられた(ちょっと話がそれるけれど、みくさんとらなちゃんのコンビってものすごく合う。みくさんがLinQにいたときに何かの時に二人で「変なオジサン」ダンスをしていたのを見たことがある)。みくさんとらなちゃんの男装もはまりすぎていた。らなちゃんはサングラスが似合いすぎる。

ただ、紅組がLinQと智聖さん、みくさんだったことである意味「かつてのLinQ」というか、智聖さんみくさんの今回限りの復活、みたいな感じにもなっていて、その点はとても楽しかった。それもあって「Hands」や「N and F」もやってくれたのは個人的にうれしかった。

ところで。私は7月以来LinQを見ていないということは、新生LinQも一切見ていないということになります。映像とかではちらちらと見ていたけれど、生で見るのは初めて。新生についてはまた後で書くとして、久しぶりにLinQを見るということは、変化や成長ぶりを比較しやすいということでもある。

今回は新生LinQとしての公演ではないし、新生LinQ単独のパフォーマンスもなかったので何とも言えないけれど、なんとなくだけれどゆうみんを見ていれば「新生がどうなっているのか」はなんとなくつかめる気はした。

といっても大きく変わっているわけではないけれど、久しぶりに見たゆうみんは、なんか大人びたというか、なんだろう…体型とかではなく「シャープになった」という感じがした。凛々しくなったという言葉が合うだろうか。そんな思いで見ていただけに、「N and F」が見られたのはとてもラッキーだった。なぜか。ダンサー・高木悠未が見られる曲、だから。

「N and F」を初めて見たのは初披露となった2015年7月の智聖さん生誕だったけれど、そこでゆうみんがダンサーで出てきて、その踊りぶりにびっくりして。それまでは「面白いこという子」として見ていたけれど、パフォーマーとして見なければダメだ、と思い直したというか。その話はここに。

なので、この日も伸びやかに踊っているダンスを見て、なんとなくだけれど、こういうダンスの成長面というか…。まだ新生LinQ見ていないので完全に推測ですけれど、こういう「パフォーマー」部分を強めようとしていると思うんですよね、新生って。その一端は垣間見えた、そんな気がした。

ただ…
この日の楽曲でのハイライトって、「ONE FOR ALL FOR ONE」だったと思うんですよね。登場したのはトキヲイキルのメンバー。そう、もうこのメンバーはこの曲は歌えないわけです。この曲と「I am...」が、5月の福岡市民会館と中野サンプラザで用意された曲だったわけですが、つまり前のLinQの最後の曲というか…卒業ソングというか…はなむけというか…

それをこの日披露したのは、トキヲイキルのメンバーたちの今の思いというか、あの再開発プロジェクト後LinQを卒業したけれど、私たちはこうして元気に活動を続けています、という思いというか…
この曲こそが私たちにとって(LinQとしての)卒業曲であると同時にトキヲイキルとしてのスタート曲でもあった、というか…

だから、二番からかな、同じ白組のBudLabのメンバーも加わってみんなで歌ったんだなと。でも、最後の原さんをリフトするシーン、あれ、福岡市民会館と中野サンプラザと全く同じ構図で(当初はなっちゃんだったんだろうけれど負傷でできなくなったから副リーダーの原さんになったんだと思う)。

再開発プロジェクトが、結局何だったのか、というのは今もわからないし、まだ答えが出るものではないのかもしれない。ただ、間違いなくトキヲイキルのメンバーにとっては重大なことだった。そしてそれが、たぶんだけれど、今はとても充実している、再開発があったから今の私たちがある、そういう気持ちになっているのかな…と。

といういろんな思いが去来して、胸が熱くなっていた。

トキヲイキルは舞台も見られなかったし、今日初めて生で見たけれど、そして「セツナイロ」も見たけれど、ものすごくパワフルな曲で。そう考えると、きしまゆ、ももまゆ、大庭ちゃん、伊藤ちゃん、そして原さん…(こっとんはこの日欠場)。パワフルなパフォーマンスが得意なメンバーだらけなんですよね。「打てるものなら打ってみろ」とばかりに剛速球を投げ込む。それが得意なメンバーばかりだし、それを活かした曲になっていて。なので今の彼女たちが出演するイベントなどのライブにぴったり合うなと。

特に原さんの「キリッ」という表情だったりパフォーマンスが好きな私にとっては(このブログの写真とかね)、「セツナイロ」のソロパートなんかまさに真骨頂なわけで。

あのメンバーに合うLinQ曲はないというか、よりメンバーの個性を強く引き出しているのがトキヲイキルであり、セツナイロなんだろうなと。もっともこれは無理もなくて、前のLinQだと30人近くいるからどうしても個性を引き出しきれないというか。でも6人だったらグッと引き出しやすい。その違いなんだろうなと。

前のLinQだと、与えられた曲に対して自分の個性をいかに発揮するかを考えていただろうけれど、今はある程度は自分の個性が考慮された曲になっているからそれをグッと伸ばしやすくなっているというか。塾で言えば少数精鋭指導、というところか。自分にあったカリキュラムが用意されているというか。もちろんそれは指導する人というかプロデュースする人の力による部分も大きいけれど。

だから白組ってBudLaBもそうだけれど、失う物がないメンバーたちの集まり、だったなと。失う物がないからこその潔さというか覚悟というか。振り返るものなどない、前に進むのみ。

だから…なんか白組の方が前のLinQだった。LinQのDNAは白組にあった。

一方紅組は、なんか、見えてこなかった。いや、見えてきたのは智聖さんとみくさんだった。二人が引っ張っていた。客車に例えると、LinQが解体されて、モハ(動力車)が抜かれて、新生LinQは自分たちでは走行ができないサハだけになっちゃった、という感じ。で、智聖さんとみくさんという機関車が連結されたから走行できた、というのが昨日だった。

いや、昨日しか見ていないから新生を語るのはまだ早いけれど、昨日の印象はそうだった。車体のラッピングは見事だったけれど。

じゃあなんでそうなっちゃっているのか。推測ですけれど、新生LinQって守る物があるんですよね。いや、守る物というか、守ろうとしているのかな、と。振り返るだけの歴史があるわけで。蓄積があるわけで。バトンを受け継いでいるわけで。

で、新生だろうとなんだろうとLinQはLinQで、過去のLinQを知っている人はそこと比較するから、どうしても「あれ?」となる気がする。事実上別のグループだと思った方がいいんだろうけれど、曲はLinQの曲だし。

今の現状が如実に出ちゃった(出たではなく出ちゃった)年末大感謝祭だったのかなあと。昨日は智聖さんとみくさんというプロデューサーがいたからよかったけれど、そうじゃないときは?

新生を見ていないので何とも言えないけれど、昨日感じたことはそういうことだった。

7月のLinQで止まっていた私にとっては昨日はある意味そのときのLinQが残っていたわけで(当時LinQメンバーだったトキヲイキルのメンバーもいたわけだし)、そして各グループに分かれてしまったファンの方も一堂に会したわけで、その点では7月のLinQをもう一回見られた、再会できたのが昨日だったのかなと思った。


さて。
昨日の楽曲のハイライトは「ONE FOR ALL FOR ONE」だと書きました。でも、イベントそのもののハイライトは、やっぱり、天野なつ、でした。

彼女は再開発プロジェクトの中で負傷し、福岡市民会館と中野サンプラザは車椅子での参加となりました。その後リハビリに入り、バースデーイベントがあったのみで、事実上の活動休止状態でした。

LinQがLinQだった、というか、新生とかトキヲイキルに分かれる前のLinQのままだった、時が止まっていた、という点は、ファンの方には勝手に重ねあせて申し訳ないのですが、私と同じなんですね。だから、今回総合司会として登場する、ベストホールに帰ってくるというのも私とある意味同じだったんですね。それまで各メンバーの状況を端で見ていたけれど、今のLinQを、トキヲイキルが共にステージに立つ様子を初めて見る、という点では彼女もそうだったし、私もそうだったわけです。だから何やねんという話ですが。この話はここまで。

久しぶりにベストホールで見た天野なつは相変わらずだったというか、女子力が上がっていたなあと(笑)。で、投票結果が発表されて、白組が優勝特典としてパフォーマンスを披露した後に、最後に紅組も出てきてみんなで「ハレハレ☆パレード」を歌ったわけです。

そこに、天野なつもいたわけです。曲の始まりの時からどこか楽しそうで、近くにあった風船をいじったり、「おっちょこちょいでとんちんかん」での指さし(これは結構個人的なツボです)とか上半身でできる限りの動きをしていたわけです。なんかこう、「ベストホールのステージっていいなあ」というのを感じていたというか。

彼女にとってベストホールのステージに立つのっていつ以来なんでしょうね。4月とかそれくらいかな。やっと立てたわけで。で、曲の最後の花道は彼女に用意されていて…

天野なつが、帰ってきたわけです。いや、まだ全力でパフォーマンスできるようにならなければ帰ってきたとは言えないけれど。でも、帰ってきたんです。前にも書きましたけれど、私の中では、ここちゃんの次の道が決まり、そして彼女が完全復活して初めて再開発が終わるのだと思っています。でも、帰ってきたんです。

たぶん彼女は泣いたことは認めたくないだろうけれど(笑)、中野サンプラザでも、そしてこの日のベストホールで見せた涙を目の当たりにしたわけで…

年末大感謝祭の最後に、各グループが告知をしていたわけです。それぞれのグループに告知がたくさんある!それを彼女はうれしそうに、そしてどこか淋しそうに聞いていました。もしかしたら自分が取り残されているという淋しさもあったのかもしれません。自分はまだ何も告知できるものがない。みんなはいいなあ…なのか、リーダーとして、メンバーたちが活躍している様子をうれしく感じていたのか…

ただ、各グループの告知が終わって彼女が締めようとしたときに、それ(淋しさ)を察したのか智聖さんが「なっちゃんもリハビリしてます」みたいに、活動報告というか、復帰に向けて頑張っている、みたいな告知をアシストしたんですよね。あなたもIQプロジェクトの一員なんだよ、と手を差し伸べて引き入れたというか。

なんか、それが何よりLinQだったなあ…というか。
私がこうして追いかけ続けているグループって、こういうグループなんだよ、というのがそこに集約されている気がしました。

なっちゃん、おかえり!


Love in Qushu
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