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LinQという答え~二十次回答~

by Love in Qushu

「みんな、おらんようになってもうたねえ」
卒業公演の前日の金曜、久しぶりに訪れた満で、ふと大将が漏らした言葉だ。

※最近のファンの人は満を知らないかもしれないので「福ごはん」(これもナツイ)へのリンク張ります。私はこれを見て、初めて福岡に遠征したときに真っ先に寄りました。

ふと店内を見ると、30人近いメンバーがいたときのポケットメンバー表(これも最近のファンの方なら知らないだろうな)が壁に貼られ、トキヲイキルの舞台のポスターが小さく貼られているのに対してLinQは2年前の「みんな好いとうと♪」の大きなポスターのまま…

それは、現実を目の当たりにされた思いだった。

「土曜の夜になってファンの人たちが来ないと“今日は来んね”って思うちょったんよ」
そう大将は言った。昔は毎週末定期公演があった。そのたびに福岡だけでなく東京からもファンがやってきて、土曜の終演後は満をはじめいろんなところに飲みに行った。もちろん今もその文化は残っているけれど、定期公演の回数は減り、再開発後にファンは分散したり離れたり…

だからこそ、こうして一歩引いた形でLinQのメンバー(本人たちもツイートするけれど、訪れることも多い)だったり、ファンを長年見ている大将の言葉は何より貴重だと思った。大将はその後も「こうしたらいいんじゃないか」という話をたくさんしてくれた。前に私はLinQの講演会で「LinQを学校とすると満は食堂」と話したけれどまさにそういうことだ。食堂の人たちは生徒を毎日見ているから、ちょっとした変化とかにも気づきやすい。それを超えて、大将と奥さんはメンバーにとってもう一人の父であり母なのだと思う(いや、私たちにとってもそうかもしれない)。

LinQはこのままで大丈夫なんだろうか。「答え」なんてブログ書いているけれど、もしかしたらもうここには答えはないんじゃないか…

卒業公演の前日、そんな思いがふと、よぎった。

卒業公演でも、声を響かせて歌うまなみんや、My Styleでダンスパフォーマンスを見せ付けるあやのんを見ていて、今までのLinQってこういう個性をのびのびと発揮できる場だったんだけれどなあ…11人になったことで個性が見えやすくなった分「ここはこう歌え」とか、個性を押さえ込むようになってしまったのでは…とも思うようになった。自分の個性が発揮できなくなったから離れることにした。そういうことなのではとちょっと思った。これは別に悪いことではなく、私だってそういう考えから会社をやめた。

だけれど、そこに「個性の規制」が入るようになってしまったのでは…。メンバーカラーを導入したのに皮肉なことにメンバーから個性という何よりのカラーを奪い取ってしまったのでは。

今までは大人数いた教室で、授業中におしゃべりしていても気づかれなかったし、持ち物検査もないから校則違反だけれど持ち込んでいたものが、生徒が減って気づかれるようになり、「九大目指すぞ」みたいな担任に替わって急に厳しくなった。例えるならそのようなところか。

もっとも「個性の規制」はファンに対してもそうで、「LinQ THEME」はコールが入れられないようになってしまったし私はまだ聞いていないけれど「ハジメマシテ」もコールを入れられないようになってしまったという。

前のブログに書いたイオン九州との取り組みといい、個性に対する考え方(放任か抑止か)といい、「私の中でのマイLinQ」がどんどんなくなっている、というのは正直今回強く感じた。もっともマイLinQに固執すべきでもないと思う。時代はどんどん変化している。新しいファンもいる。「あの頃はよかった」と思うことはたくさんある。だけれども、「あの頃を知らない今のファンの人たちに味わって欲しい」と個人的には思っている。

少し話はそれるけれど、昔ピザクックとこんなこともやっていた。この4人で残るはゆうみんだけになってしまった。ちなみに九州スターフォーがすごいのは、コラボ企画として期間限定だったのに人気で通常メニューに昇格して今も売られ続けていることだ。

個性の規制が入るようになったのではと思うが、それは悪いことでもないと思う。何かを本気で目指すのなら、何かを犠牲にすることも必要だからだ。だけれど、見ていてつまらなくなってしまったらどうしようもない。

たぶんそれは、5/5の7周年ではっきりと見えてくるのではと思う。

土曜に、LinQ現場にたまにいらっしゃる人と話した。今は推しはいなくなっているし主現場は別だけれど、なんだかんだと足を運んでくれる。なんでいらっしゃるんですか?と聞いたら「曲を聞きたいから」と。とてもシンプルなんだけれどとても大事なことだなと。「聞きたい」「見たい」そういう人たちをどれだけ増やせるかが大事なのだと思う。

卒業公演の翌日。飛行機の関係で7人での最初の公演が見られないことはわかっていたので、福岡の街を少し散歩した。ふと、RTで回ってきたアクロス福岡からの光景を思い出して足を運ぶことにした。アクロス山と呼ばれるその場所は土日祝のみ開放されていて、階段でしか行けない。ちょっとした登山だ。そして登ると…

こんな絶景、聞いてない!と思った。福岡に通うようになって4年近くになるけれど、初めて知った。ああ、私にはまだまだ知らない景色があるんだなと思った。それはLinQにも重なった。まだまだ私も、メンバーも、知らない景色があるのでは。

そして何より、桜がきれいだった。桜の咲く時期に福岡を訪れたのは初めてだった。これも私の知らない景色、だった。だからまた来年も桜の咲く時期にやってきたいと思った。その頃のLinQはどうなっているだろうか。

答えはLinQにはないのかもしれないけれどIQプロジェクトにはあるのかもしれない。IQヲタになった方がいいんじゃないか。そう思ったこともあるけれど、やっぱり私はLinQを追いかけたいと思った。推しがいるからという単純な理由ではなく。

LinQって学校だと思う。皆さんも卒業した後でも母校が活躍すると喜ぶと思う。あれと同じで、「おー、あのとき応援していたLinQ、すげーなー」となればいいなと思う。たぶんそれは卒業したメンバーも基本的には同じだと思う。

だから、学校を守りたい。学校が終われば全て終わってしまう。
それは、卒業公演でLinQを離れたファンの人たちに対してもできるせめてもの恩返しだと個人的に思う。

今まで周年はZeppだったのに、今はないとはいえパピヨンガスホールとキャパは大幅に減るし、一年前は福岡市民会館と中野サンプラザをやっていたグループが、とは思うけれど、これが現実。確かに今は未来がちょっと見えないけれど、でも、LinQはまだまだ何も始まっていないと思う。

最後に。これはあるメンバーがよく使う言葉で、今までは「まあそうだよな」くらいにしか思っていなかったのだが、こうして卒業公演という未来を見たらものすごく腑に落ちた。まさにこの言葉だと思う。

終われば、始まる。

それが、今回の遠征で私が出した、LinQという答え、だった。


そんなことを考えていたときにちょうどTLに流れてきたのがこのネオ助さんの絵で、なんかもう、考えていることが同じだけでなくて考えるタイミングまで同じで、笑ってしまった。しかもまさかこの曲(笑)。

でもそう考えると、この曲こそ「みんなの個性あってのLinQ」というのをはっきりと示していると思う。今のタイミングにふさわしい曲だと思う。公演ではやらないだろうけれど(どうやってやんねん!!)。


Love in Qushu
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