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ミニマムLinQの7周年ライブ

by Love in Qushu

周年ライブは今回で4回目だった。LinQにハマって初めて見に行った4周年、仕事として少し関わった5周年、再開発プロジェクトまっただ中の6周年(福岡市民会館は周年ライブという位置づけではなかったけれど時期的に、という意味で)…

どれもそれなりの思い入れで迎えてきたけれど、今回の7周年ほど思い入れなく迎えたライブは初めてだった。むしろ不安の方が大きかった。がっかりさせる内容にならないか…

結論から言うと、杞憂だった。不安が大きかった分「思ったよりよかった」ということでもあるけれど、でも、とにかくいいライブだった。何がよかったのか。

一番印象に残ったのは、7人の絆が見られたことだと思う。LinQは今7人だ。かつては30人近くもいたグループが、この人数になってしまった。でも、こうとも言える。「残るべくして残ったメンバー」だと。

再開発プロジェクトを経て、LinQは11名に再編された。そこからさらに4人が抜けた。ある意味、そこで「私も抜ける」という決断もできたはずだ。でも、残ったのがこの7人だった。残るという決断をしたのがこの7人だった。あーたんが「この7人なら大きな夢が叶えられると確信しました」と言っていたのが何より印象的だった。

でも、ちあっきーのこの言葉が全てだったと思う。
「出会うべくして出会ったメンバーだから、一人では叶えられない夢があるから、今ここに立っていられる」

つまり、このみんながいるから自分の夢が叶えられる、と考えているメンバーの集まりなのだ、と。

人によって夢は異なる。異なるし、時間と共に変化もする。会社やスポーツチームと一緒だ。自分の描いている夢があるから、この会社なり、チームにいる。それが叶えられないと思ったら転職したり、移籍する。今の7人は、ここなら自分の夢が叶えられると思っているからここにいる。残っている。

メンバーが減ったからこそ、「やっぱり私にはLinQしかない」というメンバーだけが残った形になり、その結束力がブンブン伝わってきたライブだった。

7人はいろんなものと向き合っていると思う。一つは、「LinQ、一気に減ったなあ」というネガティブな反応。そしてもう一つは、今まで先輩たちや去ったメンバーたちが築いてきた、7年というLinQの財産であり文化の継承。

そういういわば大変な状況だからこそ、それを乗り越えようというメンバーの気持ちにあふれていた7周年ライブだったと思う。

個人的にグッと来たのが、「シアワセのエナジー」だったり、振りの中でメンバーが手を合わせるシーン。絆が何より見えてきた。これからもこの7人で頑張っていくぞ。そんな意気込みだったと思う。いわば新生LinQ一期生というところなのだろうか。

もちろんこれからLinQはメンバーも増えていくだろう。でも、中心となるのはやっぱりこの7人だろう。その「核」が見えてきた、そんなライブだった。

ライブ自体も、ファンの方も楽しかったのではないだろうか。そのメンバーの絆がもたらす熱さで会場も一つになったし、あとやっぱり周年ライブのLinQは強いというか。どのグループもそういうものかもしれないけれど、先日ベストホールで見た公演とはうって変わったライブパフォーマンスだった。楽曲をリミックスでつないだところは真骨頂だったと思う。リミックスのLinQは強いなあ…そういう意味でも、LinQの核が至るところで見えてきたと思う。

もっとも、前日の「GWどんたくSpecialLive 2018」は、いろんなグループを見る中で改めてLinQの課題が浮かび上がってきたというか。他のグループと違ってボーカルが心地よく聞こえないと思ったし、「ウェッサイ!!ガッサイ!!」や「ハレハレ☆パレード」はメンバーたちがステージであたふたしている感じが強かった。曲に自分たちが追いついていない状態になっていた。でも、当然だと思う。今まで30人なり大人数でやっていたことを7人でやっているのだから。

改めてLinQの曲を聞いていると、私の中でどこか人なつっこさと、ふぁーっとしたやさしさがあって、前者はゆさちゃんで、後者はなっちゃんだった。今のLinQにはこの二人の歌声はない。特になっちゃんの歌声は癒しという点でも大きかったなあ…そう思っていたんだけれど、この日のライブを見て、そうか、なっちゃんの歌声はないけれど、同じようにふぁーっとしたやさしい歌声を持つさくらちゃんがいるじゃないか、と(この日の彼女の背中は見ていてとても頼もしかった)。

大人数のLinQの曲をやらせるには無理がある部分もあるかもしれない。今のLinQの規模にあった曲ができれば…それがある意味この日披露された「SUMMER SWITCH」なんだろう(SHiNTAさんの作曲と知ってホッとした。SHiNTAさんもLinQの核だ)。彼女たちはやっと武器を手に入れられたのかもしれない。

※少し話は変わるが、「for you」の最後でメンバーが横に広がる動きが入ったのは11人からなのだろうか、7人からなのだろうか。あれは少人数を活かした動きになっていてとてもよかった。曲が進化していた。

個人的に印象に残ったのは舞菜ちゃんの「LinQuest」だった。ああいう力強さを伝える曲があんなに彼女に向いているとは思わなかった。これは大きな発見だった(前にも書いたけれど新生LinQはらなちゃんと彼女にかかっていると思っていたから)。あ、そうそう、この日のメンバー応援シートも、舞菜ちゃんのカラーである黄色に合わせてホークスの黄色のユニに身を固めた人たちがとても盛り上げていて、それがライブにさらに熱気を加えていたと思った。これもある意味今までと変わらない、LinQの核だ。

あと、話は変わるけれど、この日の席種も個人的には面白かった。超VIP、VIP、足のばシート…これ、飛行機のやり方なんすね。飛行機もファーストクラス、ビジネスクラスとあって、ラウンジが使えたり優先搭乗ができるメリットがある。足のばシートはスカイマークがやっているサービスだ。超VIPは軽食付きのちょっとしたラウンジまで用意されていて、過去の運営スタッフさんがスーツでお出迎えする(笑)というのも面白かった。スタッフとの距離が近い。今にして思えばそれも、LinQの核だったのかもしれない。

7人になったけれど、それはLinQの核をきちんと継承していて、ミニマムなLinQだった、というところだろうか。この日のメンバーのパフォーマンスとファンの盛り上がりを見て、どこかホッとしたというか、「LinQはLinQだった」なとつくづく感じた。そしてそこには、オープニングアクトで登場したIQプロジェクト研究生、そして「祭りの夜」(そういえば今年はゆうみんの水噴射がなかった)で登場したLinQKIDSという未来もあった。

LinQが結成して、その勢いのままマリンメッセに行ってもよかったのかもしれない。でも、一度ミニマムになってから目指すことの方により価値があるのではないか。簡単に言えばV字回復。そんなLinQをこれから見てみたいし、実際見られそう、そう感じたのは私だけではなかったと思う。

それは、ミニマムなLinQに、可能性を感じられたからに他ならないと思った。メンバーが減るところまで減って、ある意味失うもの何もなくなって、というのをきちんと示した上で、さあこれから。

そう考えると「ALIVE~色々あって7人になりました!~」というタイトル(最初は唖然としたんだけれど 苦笑)は、「あのLinQが7人になったのかよ」というネガティブに捉えられてしまう現状を肯定し、タイトルにもしてはっきり認めた上で、「そうなんですよ!でも、ですよ!」ということなんだろう。しかも「ALIVE」は「生きている」だから「いろいろあったけれど7人で生きてます」ということだ。

だから。
いつか「あのLinQって7人しかいなかった時期があったんですよ(笑)」とお互いネタにできる未来が来ますように。


Love in Qushu
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