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天野なつのLinQという答え

by Love in Qushu

2014年3月、AKIBAカルチャーズ劇場。
1月のカラフルデイズのリリイベを池袋・サンシャイン噴水広場で見てからLinQに興味を持った私は、初めてLinQの現場を訪れた。それまでもカルチャーズでは定期公演をやっていたと思うけれど、推しがいなかったからか、遅れること2ヶ月後がいわゆる現場デビューだった。

そのとき何より印象に残ったのが、天野なつだった。

私もいろんなアイドルグループのライブを見ているが、パフォーマンスにびっくりさせられたのはたぶん彼女が初めてだと思う。もう、ハツラツという言葉は彼女のためにあるのだなと思った。弾ける笑顔という表現は彼女のためにあるのだと思った。それくらい、すごかった。それはどこか、32人のところ5人しかいない分をカバーしようというくらいの意気込みを感じた。と同時に、だから彼女がリーダーなのかなとも思った(まだ全然見ていないので何とも言えないが)。

元々リリイベの「Wake up」が全てだったんだけれど、そこからより私をLinQに引き込んでくれたのは間違いなくこの日の彼女のパフォーマンスだったと思う。でも、それだけじゃなかった。

それから8月に初めてベストホール行って、そこから福岡に頻繁に遠征するようになってLinQをどんどん見るようになって、一つたどり着いたものがあった。

「LinQとは、天野なつのことである」

思えば私の中にあるLinQ像は、全て彼女の中に入っていた。人を魅了するカッコいいパフォーマンス、アイドルとしてのかわいらしさ、福岡の人の気質と思われる肝っ玉ぶり、生粋の祭り気質、時には強烈なツッコミを放つトークの面白さ、そして何より楽しそうにステージに立っていること、そして大食いでお酒好き…って最後の二つは関係ない。
※ちなみに写真がなくてベストホールばかりなので、今回は2年前のどんたくの写真を使うことにした。この写真はしゃもじを紹介しているだけなんだけれど、「ご飯はしゃもじで食べてます」みたいに見えて好きだ(笑)

「LinQってどんなグループ?」と聞かれたら、彼女見ればわかる。そういう存在だった。誰にもそういう「○○とは○○のこと」みたいな絶対的なものってあると思う。例えば「ホークスとは、小久保のことである」とかね(ちなみに私の例では「ライブとは、aikoのことである」とか)。

ただ、それは外から見えるものだけではなかったと思う。LinQの根底に流れるもの、思想だったり、DNAだったり空気だったり…というのも、思えば彼女の中に入っていた。

一度、LinQについて話を伺っていた中でこんな言葉が彼女から出たことがあった。「LinQって、福岡って感じなんですよ」。私はそれがものすごくよくわかった。みんなが幸せなことが一番、あまりガツガツしない…。東京と比較する話の中で出た言葉だったのだが、LinQを福岡たらしめていたのは、もちろんメンバーによるものだけれど、それを束ねる彼女が作り出した空気なのだと思う。
※再開発プロジェクトは東京の視点が持ち込まれた点で、そこ(福岡らしさ)も否定した部分があったと個人的には思う。

15才近くの年齢差や、いろんな個性のメンバーがいるけれど、それを全て調和させて、かつ30人近くいても誰が欠けてもダメなように、一人一人がかけがえのない存在になれるように。

そんなLinQになっていたのは、間違いなく彼女の性格によるものだったと思う。

しかもそれは何もメンバーに対してだけ、ではなかったと思う。ファンに対してもそうだった。

例えば「Shining Star」の輪が大きくなったときに、私は必ず端の人を見てしまうんですよ。"入っていない人がいる"とかを気にしてしまうから。

だからどこか「おいでおいでー」みたいに、ファン以外の人たちも呼び込み、巻き込もうとしていたと思う。それも、彼女がファンに植え付けた気質なのではと思う。酒飲みの気質まで植え付けているけれど(笑)。まあたぶんこれは関係ない。

ベストホールの開場前に定期喫煙所にファンが集まる光景もそうなんだけれど、なーんかこの現場にいると居心地がいい。その空気は、彼女が作り出した部分もあったと私は思う。

6月9日の卒業公演で印象的なことがあった。私はステージの端の、よくスタッフさんがいるところで見ていたのだが、私の後ろに小さな男の子がいた。彼女は何の曲か忘れたけれど、その子の存在に気づいて、膝を曲げて彼に手を振っていた。それは、3年前に見た夏祭りの光景を思い起こさせた。
※この記事の中にそのシーンがあります。

子供も巻き込む。お年寄りだろうが年齢関係なく。
これも、LinQの大事なDNAだ。

そしてもう一つ。恒例の卒業証書贈呈式(卒業証書を手にする彼女の姿は、、、)でいつものエンターテインメント集団の規則で「恋愛、結婚、出産、離婚」のあとに「大食いOK」と社長に言われてすぐに「大食いは元々自由でしょ」と突っ込んだところも、彼女らしかった。

最後まで、彼女だった。


彼女が卒業証書を手にした時点で私の「LinQとは、天野なつのことである」は「LinQとは、天野なつのことだった」と過去形になってしまった。

でも、この日の卒業公演は、LinQとしての彼女の卒業と同時に、IQプロジェクトメンバーとしてのデビュー公演でもあった。そして何より彼女はIQP研究生を登場させたり、公演を通してIQプロジェクトの魅力を伝えようとしていた。今まではLinQの良さを多くの人に伝えようとしていたのが、それが変わっただけなんだ。しかも、メンバーはさらに増えて、それぞれの得意な分野で輝いていて、未来を担う後輩もたくさんできて…


だから。私には代わりに新しい言葉が生まれた。

「IQプロジェクトとは、天野なつのことである」

それが、今回の遠征で私が出した、LinQという答え、だった。


中野サンプラザに立った21人は、最後のなっちゃんの卒業公演とデビュー公演を持って、みんな滑走路を離陸していった。私はどこか滑走路で手を振って見送る整備士のような感覚だった。だから、これからも21人、そして新たに加わったプロジェクトメンバーを見守っていきたいと思った。







さあて。無事最終便も見送った。終わった終わった。

…あれ?ちょっと待て。まだ最終兵器が残っているじゃないか。
でも福岡空港は住宅地にあるから使えるのは22時までなんやで。もうあまり時間はない、ぞ。


Love in Qushu
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