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再び掲げた「マリンメッセ」という旗

by Love in Qushu

「2018新春スペシャルライブ」でLinQはいわば2018年の計という形で、マリンメッセ福岡でのライブを目標に掲げた。

毎年新春公演は今年の目標だったりを発表する場。3年前はあのサーキットツアーが発表されているし、今年の方向性を示すライブになるだろうとは思っていた。ただ、掲げる目標がマリンメッセというのは正直のところぶったまげた。いや、だって、マリンメッセですよ?

昨年末の年末大感謝祭を見て、私はこう書いた。

“2018年は何を目標にするのか。でも「2020年にマリンメッセ」はアドバルーンではないでしょう。”

なんでこう書いたか。いや、どう考えても無理でしょ、と。ベストホールですら埋められてないんだし。年末大感謝祭の翌日にBEAT STATIONへトキヲイキルを見に行ったけれど、2014年の夏祭り前夜祭以来のBEAT STATIONに入って、仮に周年ライブをここでやっても埋められるかな…と思っていたからなおさらだった。だから、集客とか売上とかではなく別の目標を立てるべきだしそうするのかなと思っていた。「Mステに出る」とかではなく、九州のアイドルグループとしての目標を。

ところがじゃあ何を目標に掲げるのか。そう考えると実は出てこなかった。九州ならではの目標。九州で一番売れているグループになる、といってもじゃあその指標は?となるし(オリコンの順位を掲げるのはもう違うと思うし)、九州を代表する番組に出ます、と考えたときに「ドォーモ」があるけれど、目標として掲げるのはちょっと違う系統の番組だと思う。

これが関西だったら「よしもと新喜劇に出ます」とか言えるのだが(関西は大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀とローカル局のエリアが広い)、実は九州ローカル、というのは存在しないというのは今これを打ちながら気づいた。KBCだって名前こそ九州朝日放送だけど放送エリアは福岡県だけ。そう考えるとまだまだ日本は東名阪(東海も愛知岐阜三重とネットされている)なのかもしれない。

「これぞ九州のアイドルグループとしての目標」。いろいろ考えたけれどなんのことはない、掲げるのはマリンメッセしかない(名だたるアーティストがライブをする会場として ※ヤフオクドームはライブ施設とはいえないので)、というのが実際のところかもしれない。

ただ、マリンメッセを目標に掲げたのは今回が初めて、ではない。
最近LinQファンになった方も増えてこのブログを読んでいただくことがあるので、かいつまんで説明すると、2014年に行われた3周年ライブで、2年後の5周年でマリンメッセでのライブをファンに約束した。

実はこの頃は私はLinQファンではなかったので(1月にフリーライブを見て興味を持ったばかりで、いつかは福岡に見に行こうと思ったけれど、それは定期公演を見たいと思ったのでいきなり周年ライブを見に行く、という発想は全くなかった)、このニュースの記憶はない。ただ、今にして思えばこの当時に掲げる目標としてはちょうどよかったものだと思う。

あの頃はまだアイドルグループがブームだった、と思う。2012年の東京女子流に続きでんぱ組.incが武道館公演を実現させ、BiSだったりベビレだったり、武道館を目標に掲げていたグループは多かったから。伸びている業界がストレッチ目標として大きな旗を掲げる、という点で武道館を口にしても全くの夢物語、ではなかった。

というのもあったけれど、メンバーだったりいろんな方に話を聞いて、あの頃は今にして思えばメジャーデビューから1年たって、やや勢いが落ちてきたところ(2014年の1月の「カラフルデイズ」あたりから苦しくなったという声は多かった)を再び活性化させるという意味合いもあったと思う。

少し話がそれるけれど、3周年ライブは個人的にも好きなライブなので、ぜひDVDで見て欲しい、と言いたいところだが、これを単独でDVDにしなかったのは明らかに失態だったと個人的に思う(2万円もする「ウェッサイ!!ガッサイ!!」の豪華版の特典扱いにしてしまった。しかもワーナー直販のみの扱いで数量限定だった)。

この頃のLinQのライブ映像を見たい、という新規の方は、実は2ndアルバム「AWAKE」の初回盤についているDVD特典のライブ映像はいいかもしれない(これならまだ買えます)。


話を戻すけれど、2014年に掲げたマリンメッセというのは、いろんな意味で的確だったと思う。つまり何が言いたいかというと、メンバーの考えと運営(経営視点)の思惑が合致したのでは、ということ。

あれから4年たった2018年に「再び」掲げたマリンメッセという目標。新春公演でちあっきーが「私たちはマリンメッセを再び目指します」と宣言した後のベストホールに流れた間が全てだったと思う。「おおーっ」ではなかった。いや、私もとてもそんなこと言えない。あのときの観客だって拍手はしたけれど「はあ…」という思いだった人も多かったと思う。

ただ、今回掲げたマリンメッセという目標は、その達成の可能性という意味以外にも前回とは大きく異なる。

そもそも8月に新生LinQになったときに、目標を掲げていなかったし、リーダーも不在だった。「新生LinQはこういう形で新たなスタートを切ります」という一種の所信表明は、9月9日からベストホールで開幕した「ロード・オブ・ザ・リンク~ 虹の架け橋~」の初日公演でのMCという形になっていたけれど、もっと対外的にというか、極端に言えば記者会見のような、そういう公に対して発表する機会はなかった。そういえば新生LinQになってからのグループインタビューの記事って読んだ記憶がない。もっともグループインタビューってたいていCDリリースのプロモーションとして行われるので、CDを出していないからやるはずもなかったというところか。その点だと「失恋フォトグラフ」ではそういう機会がようやく出てくるのかもしれない。

これはゆうみんがブログで言っていたかな…5周年ライブでマリンメッセが実現できなかった後のLinQには、大きな目標という掲げるものがなかった、と。確かにそうだ。結果的にそれがズルズルといってしまって「何のためにやっているんだろう」みたいなマンネリ化が運営含めた全体に起こり、それもあって再開発というプロジェクトが立ち上がってしまったのだと思う。

そう考えると、この約2年間なかったLinQとしての目標、アイデンティティーを形成する目標、が、やっとできたというのが今回なのだ。

そして、これは多分なんだけれど、マリンメッセを再び目標にしたいというのはメンバー側の意思だったと思う。前回はメンバーと運営の思惑が一致した目標だったけれど、今回は要は上から言われたものではなく自分たちから言った、ということなんだと、先日福岡に行ったときに強く感じた。

そこが前回とは大きく意味合いが異なると思う。これは新春公演で確かちあっきーが言ったけれど「いつか行きたいよね」みたいな願望ではなく「行きます」という断定でないと夢は実現しないんだと。

そしてもう一つ意味合いが異なるのが、それは、今までいたメンバーの思いも受け継ぐという強い意思表示だと思う。要は「先輩たちが叶えられずに夢半ばで去ることになったマリンメッセという目標に、私たちは再び挑みます」と。

これは勝手な考えだけれど、新生LinQになってメンバーはちょっと重かったというか、「去った先輩のためにも頑張らなきゃ」という思いが強かったと思う。でも、ある意味今回は胸を張って宣言できるようになった、ということかなと思った。今日の公演で不在だったリーダー(この件についてはまた改めて)も決まり、新生LinQになってからなかったリーダーと目標という二つのピースが埋まったわけだ。もちろん埋まっただけだけれど、

やっとここから始まる

ということになったんだと思う。

ちなみに。
新春公演が終わった後でメンバーのツイッターのプロフィールに「マリンメッセを目指しています」と書いていたのは二人だった。それが、ちあっきーとさくらちゃんだった。今日の発表で二人はリーダーと副リーダーになった。今にして思えばなるほど、だった。しかも今気づいたけれど、場所もマリンメッセになっている。
※下ではうまく表示されていないけれど、二人のツイートのトップ画面にリンクされているので見ていただければ載ってます。

そしてもう一つ言わせてもらうと、ツイッターのプロフィールのヘッダー画像をもう何年もずーっとマリンメッセにしているメンバーが、一人だけいる。

私はいつも福岡に来ると、朝、マリンメッセとベストホールをジョギングするのが日課だ。そしてそのたびに「おはようございマリンメッセ」「今日も1日、DO THE ベストホール!」とツイートしているのだが、私がマリンメッセまで必ず走っていたのも、実はマリンメッセをあきらめるなというメンバーへのメッセージだった。

なわけない(笑)。単に走るのにちょうどいい距離だからにすぎないです。

でも、今打って気づいたけれど、1年前にやったLinQという答えの講演会で私はこう書いていたんだった。「マリンメッセをあきらめるな」と。


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