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CHiSEMiKU'S WAY

by Love in Qushu

ステージに立つことはできても、立ち続けること、はそう簡単ではない。しかもそれが長くなればなるほどよりハードルが上がる。

そしてそれがアイドルであればあるほど。「永遠のアイドル」と呼ばれ、年齢を重ねてもアイドルとして活動できる人もいるけれどそれはごく一部。だからこそ、アイドルはいわばセカンドキャリアをどう描くか、も大事だと思う。いや、アイドルとして活動したら後はすっと身を引いて一社会人として生きる人も多い。それもそれで立派な道だ。でも、ステージに立ち続ける、という生き方も大事だと思う。それは野球選手で言えば、速いストレート一本で抑えられなくなっても別のやり方で打ち取る術を身につける投手とでも言おうか。今の松坂もそういう存在かも知れない。

LinQはまだ結成されてから7年。それなりに卒業メンバーは出てきたけれど、「卒業した後の、ステージに立ち続けるという生き様」を見せているのは間違いなくこの深瀬智聖と一ノ瀬みくの「CHiSEMiKU」だ。

私が初めてLinQを見に福岡に行ったのは2014年8月。このときみくさんはいなかったけれど、智聖さんの存在の大きさにはすぐに気づいた。初めて行ったときの一部は500回公演で二部はあーたんの生誕公演だったのだが、そのときの智聖さんが何より印象に残った。「ああ、こういう笑いの絶えない楽しい公演がベストホールの定期公演なんだな」というのは智聖さんが体を張って(笑)教えてくれたことなのかもしれない。

そう。智聖さんもみくさんも、体を張っていたと思う。私はあさみさんがリーダー時代のLinQは見てないのだけれど、ある意味あさみさんの分までこの二人はLinQに居続けることでLinQを守ってきたのかなと今にして思う。

その二人が2年前にLinQを卒業し、今はCHiSEMiKUとして活動している。というよりは、最近よりその活動が活発になってきた、という方が正しいか。7月15日に行われた智聖さんの生誕公演で、初のデジタル配信曲が披露された。

IQプロジェクトとして考えたときに、この二人の存在はとても大きいと思う。「年齢を重ねても、ステージに立ち続けることができる」というこの二人の背中は、今のLinQメンバーなり、研究生にとっては何より大きなものに見えると思う。しかも、この二人にはSHiNTAさんも、SOさんもついている。

だから、この二人はまさにLinQでありIQの未来を担っていると思うのだ。

智聖さんの生誕公演での二人を見て思ったのは…。どこか、二人が伸びやかに空を舞っている印象だった。まるでLinQ時代は二人にとって滑走路。卒業と共に離陸して自由に空を舞っている。二人にとってLinQは滑走路であって今の姿こそが本当の私たち。そんな思いがどこか感じられた。

だから。私はこのブログを書こうと思ってタイトルを考えたときに、最初この二人がLinQなりIQのこれからの道を作っていると思ったのだけれど、いや、道(ROAD)じゃないなと。道は地に足をつけることになるけれど、この二人はまさに空を舞っている感じ。これからのあり方、という意味で「WAY」なんだなと。そう考えたときに初の配信曲のタイトルにwayという言葉が入っているのはまさにそうだなと思った。まあ後「ウェイウェイ」というアゲアゲ、みたいなイメージもあるのでちょうどいいかもしれないなと(笑)。それでこのタイトルにした。

ただ、1月にCHiSEMiKU主催の音楽イベント「Mash UP!!」があったように、アイドルに限らず福岡の音楽シーンを盛り上げる、いろんなアーティストとリンクしていく貴重な存在にもなるのかなと思った。それもある意味、あり方(WAY)を示しているのかもしれない。

実は。そんな思いを抱いたのは今回の配信デビュー曲の前のこの曲だ。空の道を走る。まさに二人にピッタリではないか。そう、まさに私が考えていた二人のあり方そのものがタイトルになっていた。

智聖さんの生誕公演で改めて感じたのは、この二人が絶妙のコンビネーションでパスを繋いでいる様子だった(偶然W杯の決勝戦が行われるというW杯まっただ中だったかもしれないが)。二人が笑い合いながら、でも私たち二人だからこそこのパスが通せるという阿吽の呼吸を目の当たりにできるのは何より幸せな時間だった気がする。LinQを通してこの二人が出会い、そしてこういうユニットを組むまでになったのだから。

個人的な話をすると、3年前に見た智聖さんの生誕公演で見た、「N and F」のゆうみんのダンスは、彼女に対する目をがらっと変えさせてくれたし、去年の年末大感謝祭で見た、みくさんとらなちゃんのコンビ(クラブの店員役)も見事だった。

あさみさんのように一歩引いた立場で貢献するやり方もあれば、ステージに立ち続けることで貢献するやり方もある。この二人は、他の誰とも比較できない、自分たちのやり方をこれからも見せてくれるんだろうなと思った。

この二人は、まさに今こそ始まり、なのだ。


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